街中で見かけるFunny English Mistakes.(英語の誤用表現)。英語ネイティブの人にはどんな意味で見えているのか?を”捜査”するのが趣味の英語圏出身人です。
紹介する看板、英語の使い方が間違っていようが、それはそれで「日本語(和製英語)」としてならまったく問題ありません。ひとつの「看板のデザイン」と見ればいいのですから。
しかし、英語でも書かれているということは、外国人にもわかるように、という思いからのはず。Funny English Mistakes. 日本語を知らない人が見るといったいどんな意味なんでしょうか。
犬を捨てないでください??
この看板、実在しますが改変してイラストにしています。
犬の散歩をさせるとき、フンは持ち帰るのがマナーですね。公園以外でも「犬のフンを捨てないでください」と注意書きをしているところも多いです。
パッと見イラストで理解できますが、日本語の下にある英語は「Don’t throw away dog.」=「犬を捨てないでください」と書かれています。
もしかしたら、犬自体を捨てる人がいるからか?とも思えますが、日本語で「犬のフンを捨てないでください」と書いてあるし、イラストにもはっきりと“フン”が描かれていますね。
では、英語で「犬のフンを捨てないでください」は看板だと何て書けばいい?
看板なので、アイデアを膨らませると良いと思います。意訳で良いのです。
会話でも言えることですが、日本語をそのまま英語に翻訳すると、ほぼ伝えたいこととは違う意味になります。
多くの日本人は、「日本語の敬語を一語一句」英訳してしまうことをやりがちですが、そうすると間違いなくヘンな英語になってしまいます。うちの英語塾では生徒さんに、シンプルな英語で伝わるよ~ということをいつもお伝えしています。
さて、英語で「犬のフンを捨てないでください」は、いろんな言い方がありますが、
一般的には、「Please clean up after your dog.」という表現が使われることが多いです。
『(犬がフンをしたら)後片付けをして下さい』という意味です。
英語表現の看板が必要になったら、正しい英語で書かれたものを掲げるようにしたいですね。