Googleアナリティクス(GA4)でポーランドから不審なアクセス|リファラースパムnews.grets.stor対処法

  • 2024-02-21
  • 2024-03-05
  • blog

この記事でご紹介している対処法を2/19に行い様子をみていたところ、2/28以降3/3現在news.grets.storeからのアクセスはゼロになっています

Googleアナリティクスのレポート画面

なお、news.grets.storeの他にも怪しいリファラーが発生しているため同様に除外設定をしました。記事の中ほどにそれらのURLを記載しています。

 

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ポーランドのワルシャワから不審なアクセス

Googleアナリティクスで、私の運営する別のブログに2月15日以降ポーランドのワルシャワから不審なアクセスが頻繁にあることに気付きました。頻繁にというより四六時中(24時間)張り付いている感じです。

私のそのブログは元々海外からの閲覧もあるため、最初は気に留めずにいたのですが、アナリティクスを見るたびに訪問されていてトップページをいつまでも見ている状態というもの。

しかし、滞在時間がない、エンゲージメントがないことから、3日目くらい(2/18ごろ)にこれはおかしいと思い検索してみると、世界中のあちこちで同じ現象で悩まされている人がいました。完璧な解決策はまだないようですが、アクセス解析から除外する対処法を試してみたので、同じ事象で困っている方のお役に立てばと思いその方法をメモします。

 

やってみたことは以下のことです。

1、ポーランドのIPアドレスを除外する
2、参照元URLを除外する
3、国で除外する
4、探索からnews.grets.storeのセグメント/フィルタリングを作成する
5、レンタルサーバーのブラックリストにポーランドのIPアドレスを登録

 

アクセス解析から除外する

“PV数が増えた”わけではないので正確な計測のためにポーランドをアクセス解析から除外します。ほとんどの人が既に自分自身のアクセス除外をやっていると思いますが、それと同様にやってみます。

関連記事→アナリティクスGA4で自分のアクセスを除外する|IPv6アドレス

 

参照元URLとIPアドレスが判明していますので、まずこれをメモしておきます。

参照元URL:
news.grets.store
他にも怪しい参照元が出現しています。記事の中ほどにそれらのURLを記載しています。

IPアドレス:
77.222.40.224
45.140.19.173
38.180.120.84

見慣れない参照元URLを安易にクリックしない

見慣れないreferralを確認する際は、安易に参照元URLをクリックしないようにして下さい。参照元がどんなサイトなのか気になりますが、リファラースパムは悪質なウィルスを仕掛けてあることがあるそうなので、十分注意して下さい。

今回の参照元、“news.grets.store”はクリックしないようにして下さい

 

では対処法を順にご紹介します。

1、IPアドレスを除外する

管理→データストリーム(影響を受けているサイトをクリック)→ウェブストリームの詳細→タグ設定を行う→もっと見るを開く
アナリティクスタグ設定の画面

内部トラフィックの定義→作成→IPアドレス入力→作成をクリック
アナリティクス内部トラフィック除外の設定画面

 

2月24日更新

IPアドレスの除外についてですが、参照元リファラーはIPアドレスを変更する可能性があります。従ってIPアドレス内に「/」を入れてIP範囲内でも除外しました。

IPアドレス設定画面

 

2、参照元URLを除外する

参照元URLを除外して、今後の計測に含まれないようにします。

管理→データストリーム(影響を受けているサイトをクリック)→ウェブストリームの詳細→タグ設定を行う→もっと見るをクリック→除外する参照のリストをクリック
アナリティクス除外する参照のリスト画面

 

news.grets.storeを入力→保存をクリック

アナリティクス除外する参照のリスト画面2

 

news.grets.store以外に確認されている怪しい参照元URL

以下の怪しい参照元URLも除外およびフィルタリングしました。できればこれらのIPアドレスも除外したほうがよいかと思います。一仕事になりますが。

trast.mantero.online
garold.dertus.site
kar.razas.site
ofer.bartikus.site
game.fertuk.site
info.seders.website
rida.tokyo
static.seders.website

IPアドレスはhttps://who.isで調べることができます。

 

3、国で除外する

管理→データ収集→地域とデバイスに関する詳細なデータの収集をクリック

アナリティクスデータ収集の画面

 

除外したい国を選択もしくは検索窓に国名を入力→チェックをOFF→適用をクリック

アナリティクス国名リストの画面

 

4、探索から「news.grets.store」のセグメント/フィルタリングを作成する

探索→セグメント→セグメントの新規作成をクリック

アナリティクスデータ探索画面

 

ユーザーセグメントをクリック

アナリティクスセグメント新規作成画面

 

新しい条件を追加→ページ/リファラー→ページ参照元URLを開く

アナリティクスセグメント作成画面

 

条件の追加→次を含まない→news.grets.storeを入力(後で見つけやすいようにセグメントに名前を付ける)→適用をクリック

アナリティクス新規セグメント作成画面

 

5、レンタルサーバーのブラックリストにポーランドのIPアドレスを登録

レンタルサーバーのブラックリストに登録する方法は、レンタルサーバーのセキュリティ画面からWAF設定で行えます。わからない場合は「お使いのレンタルサーバー名 WAF」で検索するか、お使いのレンタルサーバーに尋ねると詳しく教えてくれるはずです。

 

除外設定のその後

2月20日現在、リアルタイムビューでは依然としてポーランドからのアクセス状況が表示されますが、除外設定することによって計測に影響を与えず正確にレポートができるはずなのでこれで様子を見るしかないです。

実際除外する前よりポーランドからのアクセス数が少し減っているように感じます。2月19日まではリアルタイムビューに常時表示されたままだったのが、除外設定後はアナリティクスを見るとアクセス無しの方が多くなった感じです。

●2月15日~19日四六時中アクセスあり
●19日除外設定行う
●20日~依然としてアクセスあり
●21日~アクセスあるも無しの間隔が長くなる(アクセス無しの方が多い)
●22日~上記と同様
●23日~アクセス無しの方が多くなる
●28日以降3月3日時点でnews.grets.storeからのアクセスはゼロ

 

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